夜討ち朝駆けの日銀 定点観測 10/31
USDJPY
週足は高値圏での上ヒゲハンマーの隠線から引き続き隠線に。
一時145.104をつけたものの日銀の政策金利決定会合での緩和継続を受けて再び円安へ傾く。
為替介入によって150円は重い。
週明け8時に介入、東京市場開始からはなりを潜めた、やはり自国の市場にダメージを与えるような介入はしない気がする。
週足MACDはデッドクロスしていない。
日足で見ると、週明け陽線スタートで一時5MAを上回るも終値では下回り、5MAに抑えられて下落。
木曜日に145.104を付けての下ヒゲ長めのクロスから上昇し金曜日の終値では5MA、21MAと上回ってきた。
日足MACDはデッドクロスしたままで下優勢。
RSIは50手前から戻している。
終値は147.442と145円と150円のほぼ中間に位置。
しばらくこのレンジ内での動きになりそうだが、FOMC、ISM非製造業景況指数、雇用統計とイベント目白押し。
大きな動きについていく。
月足はこのまま行くと上ヒゲ長めの陽線か、144.700割れなら上ヒゲハンマーの隠線に。その下143.255に週足12EMAが控えている。
下げても押し目になりそうなイメージ。
EURUSD
週足は上ヒゲハンマーの陽線だが、終値で12EMAを上回った。
終値で上回るのは2022年1月の最終以来か。
週足MACDはゴールデンクロス。
12EMAがやや上向きに。
日足で見ると、レジスタンスラインを突破して上昇、一旦パリティ達成からショートの投げを巻き込んで上昇したものの1.01手前で失速し急騰急落パターンを形成。
週末はギリギリ陽線で終えた。
日足MACDはゼロラインを上回って上優勢、RSIは70とどかず50の上。
下げてもレジスタンスライン、21MAあたりで耐えて上昇できるか。
再びパリティを目指すか。
週明け上昇してパリティ突破なら月足は下値圏での急落急騰パターンが完成か。
直近下値0.96315割らずなら押し目を付けての上昇も視野。
週明け下げるならダマシで下降トレンド継続かといったところか?
AUDUSD
週足は12EMA手前で十字線に。
日足で見ると、21MAを超え0.64突破から大きく戻したものの行ってこいで再び064突破から大きく上昇。
手前のボックスの上限、下降チャネルの下限付近でのロールリバーサルで一旦抑えられた形に。
終値では5MAをやや下回った。
日足MACDは上優勢、RSIは50超えたもの下げて50の下に位置。
ここから上昇して手前のボックスの上限0.65473を突破できるか、下げて21MAを下回っていくのかに注目。
月足の始値は0.64010、ここを上回っていくと下ヒゲハンマーの陽線が完成する。
戻り売りが完成しそうなところだが、まずは週明けの動きに注目したい。
EURJPY
週足は5連続の陽線で週足MACDは上優勢でダイバージェンスは解消。
日足で見ると、週明けの株式市場開場前の日銀の介入で急落後は仲値に向けて急反発。
終値で5MAを上回った。
その後、5MAの上で推移したものの148円手前で上値が重く、水曜日の十字線から翌木曜日は急落。
介入前の直近上値145.634と日足の上昇チャネルの下限付近で反転上昇。
再び148円をうかがう展開に。
このままなら月足は大陽線になりそう。
日銀の介入懸念もあってなかなか難しいクロス円。
ある程度下げたところを買うスタンスは変わらずだが、欲張りすぎないで利確していきたいところ。
AUDJPY
週足は十字線で終値では12EMAを上回ったものの上値は更新できず、前週のレンジ内での動き。
12EMAは上向きに。
週足MACDとのダイバージェンスは継続。
日足で見ると、日銀の2度の介入で上値が重い。
終値では5MAの上に位置、三角持ち合いになってきているか。
95円を突破するか、94円を割るのかに注目したい。
FOMC&雇用統計
今週はISM製造業景況感指数、FOMC、ISM非製造業景況指数、雇用統計とイベント目白押し。
大きく動いたところでの日銀の介入も視野に入れておかないといけない状況は変わらず、しっかりと念頭に置いておきたい。
安易にエントリーして介入に被弾することは絶対に避けたいところ。
月曜日の朝は週末の介入後のUSDJPYロングを持っていて、分割利確中だったものの、残り3つが被弾して逃げられず、JFXのUSDJPYだけレートがストップしてしまって、動いた時にはOCOの逆指値のはるか下で利確予定が損切になった。
トータルではプラスではあったものの、こういうこともあることを絶対に忘れてはならない。
いい勉強になりました。